2007年11月
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◆2007年11月15日(Thu)◆
『今夜の報道ステーション「交通事故で成長の止まった少年」』
今夜のテレビ朝日の報道ステーションにて。

12歳の少年が遭った交通事故で、少年は脳脊髄液減少症になった。
ブラッドパッチ治療にて少年の痛みはとれたはずだったが
事故の後遺症で脳下垂体が萎縮、成長がとまり、彼の身長はその後伸びなくなった。

成長期にある少年はその後、成長ホルモン注射を週に6日間、毎日のようにうたねば成長しない身体となってしまった。
注射は週だけで30万円かかる。
ホルモン注射は一生うたねばならないそうだ。

保険会社は事故との因果関係がはっきりしていないとして治療費を止めた。
現在までに被害者の少年一家は2000万円もの損害になっているという。
一瞬の交通事故が少年の普通の人生を奪った。
それを誰が償うべきだろうか。

はるか昔から当たり前のように交通事故はおこっている為か、
人々はその悲劇に特別感心がない。所詮人ごとであり、自分の身に振りかかり
初めて事の重大さに気づく。運が悪いぐらいとしか考えていない。
損害保険会社は被害者に対し、対応が事務的で「日常業務の一仕事です」というそぶりだ。
私の今回受けた追突事故でかかわった損害保険会社側の税理士も脳脊髄液減少症に対し感想を聞いたら「自分には関係のない事」とまで言い切った。
交通事故は戦争に匹敵、それをも超える人類最大の人災だ。
それを再認識すべきである。

先日観たNHKの医療ドキュメント番組では、脳梗塞で死んだ脳細胞に対し、自らの骨髄液を静脈点滴注射するのみで奇跡のように再生させる最新治療方法が放送されていた。
その治療方法では今まで不可能だといわれていた壊れた脳を骨髄細胞は再生させていく。
医療は今もどんどん進化している。
昨日までの不治の病(やまい)が明日は治療可能になっていく。
希望を捨てず明日を信じて生きよう。


07.11.16
>現在までに加害者の少年一家は2000万円もの損害になっているという。×
>現在までに被害者の少年一家は2000万円もの損害になっているという。○
訂正です。
加害者と間違って書き込んでしまい、当事者の方々にご迷惑おかけしました。
失礼しました。お詫びいたします。

まつもと泉


 

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