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◆2015年01月18日(Sun)◆
『平井和正先生死去』
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今晩、ニュースアプリで突然知りました。
あまりに急な事で、言葉がでません。。
平井 和正先生とは、今から20年ほど昔。
私の仕事場のファックスに、平井先生本人から直接私宛ての、
「きまぐれオレンジロード」のアニメと漫画を読んで、とても感銘を受けられたとの内容の文章が届きました。
その時はまさか、あの「8マン」「幻魔大戦」「ウルフガイシリーズ」を書かれておられる日本SF界の巨匠からとは最初あまりに信じがたく、平井 和正の名前を語る別人かとも疑ったものでした。
あれほどの大先生が、私の「きまぐれオレンジロード」を読んで、
そのオマジューとして、「ボヘミアンガラス・ストリート」を描かれたと書かれていました。
私は驚きました。
子供の頃、私はテレビで「8マン」のアニメを「鉄腕アトム」と同様に、最初から最後まで
毎週楽しみにして観ていました。
「8マン」の最終回では、ストーリーの内容と番組が終わる事に泣きもしました。
その先生から「オレンジロード」を大変褒めて頂きました。
当時、先生の書かれた「ボヘミアンガラス・ストリート」は日本で最初のオンライン小説です。
今の電子書籍の元祖ともいう作品で、インターネットがまだ普及していない時代で、
パソコン通信というネット配信の黎明期で、書かれた作品です。
その後、先生と私は何度かお会いして、
色々とお話させて頂いてるうちに、お互いにデジタルパブリッシング（電子出版）の未来に
新しい出版の形態がある事に意見や考えが同意して行きました。
私はデジタルコミック「COMIC-ON」を平井先生とともに、作り上げる事が出来ました。
この事は、今後の私の作家活動を大きく左右しました。
「オレンジロード」のSF設定の超能力は、平井先生の「幻魔大戦」の影響なのかもしれません、とお伝えさせて頂いた事を忘れません。
公私とも、長年にわたってお行き会いさせて抱き、先生本当にありがとうございました。
今は、ただただ謹んでお悔やみ申し上げます。
まつもと泉
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