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◆2006年12月21日(Thu)◆
『高岡のこと』
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つい先日まで、約二週間ほど自分の郷里である富山県高岡市に滞在していた。私事と仕事両方だった。高岡滞在中、印象深かったのは、母校である高岡工芸高校を30年ぶりに訪れた事だった。校長先生や副校長先生、教頭先生とお話でき、恩師との再開もできた。高岡工芸高校は今年創立113年になるそうだ。自分が卒業した30年前と何も変わらない校舎、実に懐かしく嬉しかった。現役の元気いっぱいのデザイン科の後輩達と出会えた事もサプライズだった。後輩達は2005年に行われた全国高等学校漫画選手権大会「まんが甲子園」で優勝しているとのこと。授業中に堂々とマンガを描いてられる高校って日本中探しても、ここしかない。マンガ家になるにはこの学校だな（笑）「この学校を出て良かったなぁ。」としみじみ思えた。自分の原点の一つである。滞在時には見れなかったが、今頃もう雪が舞っているのだろうか。
高岡という町は偉大な先輩漫画家、藤子不二雄両氏の出身地である。
藤本弘氏と安孫子素雄氏は昭和29年、この駅から上野に夜汽車で上京された、と氏の著作「まんが道」に記されている。
私がこの町に生まれるのは、それから4年後の昭和33年。
ものごころついたころには「オバケのQ太郎」が本やテレビを彩っていた。
まつもと泉
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