PAGE : 1
|
◆2009年01月31日(Sat)◆
『初デジタル一眼レフ』
|
マンガの取材に際して自分は昔から(もう30年ぐらいになるか)何台ものキヤノン製一眼レフカメラで撮影していたのですが、(10年前の下田取材までは)今はもうさすがに利便性からフイルムカメラを使う事も無くなってしまい、(PCに取り込む事を前提に撮影するため)このところ数年はコンデジで撮影していました。 もっとも下田取材の時でさえフイルムで撮っても最終的にフイルムスキャナーでデジタルデータに変換して使っていましたし。 しかしコンデジって言っても、今のは写りは良く、リコーのGR DIGITALやGX100、シグマDP1など最近は広角系のコンデジでバシバシ撮っていました。 本当はデジタル一眼レフを使いたかったのですが、数年前にデジタル一眼レフカメラを物色しにヨドバシカメラに行ったところ、なんとデジタル一眼っていうのは、同一レンズを使用した場合、フイルム一眼と画角が違って写るという事を初めて知りビックリしたものでした。 28mmのレンズで撮りたかった場合、フイルム一眼の28mmは1.5倍されて42mmになってしまうということで、これでは今まで使っていたレンズが使えないことを知りました。自分は長年フイルムレンズの何ミリとかいう数字に慣れていたので、50mmなら50mmで、24mmなら24mmで撮りたいし、このようなデジタル一眼では折角持っているレンズがそのまま使えない事に戸惑っていました。 もっとも最初からデジタル一眼で一眼デビューする人にとってはフイルム一眼ユーザーのような違和感は感じないだろうなぁ、とは思います。
そんな訳で、35mmフイルムの半分のセンサーサイズである、今のデジタル一眼の主流のAPS-Cサイズというものに馴染めず、それで昔からのサイズのそういうのは無いのか?と店員さんに聞いたところ、35mmフイルムサイズのセンサー搭載機は、あるには、あるらしいのです。 しかし35mmフイルムと同じ大きさのセンサーを搭載した一眼レフカメラは50万円以上のプロ機、もしくは30万円以上するハイアマ機しか当時は売っていない事を知り、(しかも数年前まではキヤノン一社からしか発売されておらず)もっとも、その時思い切ってキヤノンの高いそれを買えばそれで良かったとも思うのですが、(昔からキヤノンの一眼レフ・ユーザーだったし)今まで10万以上のカメラって買った事なかったので、さすがにその場では決心できずに、考えを変えて広角系のコンデジを購入したのでした。
あとこの際にデジタルで撮るのなら、一度ニコンも使ってみたいなーと思っていたのもありました。 昔からニコンのカメラは、高価なアナログ腕時計の様にカチッとしたカミソリのような精密感と高級感がたまらないというか、日本を代表する一眼レフメーカーということもあり、ずっとキヤノン使いながら横目で「いいなー!」と憧れていましたし。 しかしニコンから数年前までは35mmフイルムサイズ(デジタルでは、これをフルサイズというらしいです)デジタル一眼レフというのは出ておらず、それも躊躇した理由だったのかもしれません。 で、昨年に入ってから、キヤノンだけではなく、ニコン、ソニーからも続々、新たな35mmフイルムセンサーサイズ(フルサイズ)デジタル一眼レフカメラが発売される事を知り「時は来たか!」となり、とうとう昨年秋に35mmフイルムセンサーサイズのデジタル一眼を購入することが出来ました。
で、結局私は何を買ったのか、というと、ニコン買う気満々で品定めで色々カタログとかまで集めて、ニヤニヤ眺めていたりして、ニコンD700へ当然行くつもりだったのですが、ニコンとキヤノンの不意をついて出て来た(笑)ソニーのα900というカメラを購入しちゃいました。
これは自分でも意外でした。 またまたニコンを買えず、これでもう30年(笑)こんなに長年ニコンに憧れているのに、何なんだろう…。orz しかし、購入したソニーα900はなかなか良く写り(今時のデジ一眼はどの会社も出来が素晴らしいので各社の技術差は個性の差だと思いますし)ソニー製といっても、元々ミノルタのαシステム一眼レフとの事で私にとってはニコン同様、ミノルタってやはり昔からレンズが良いという噂を良く聞き興味があったのと、今回は昔っぽい三角のペンタプリズムを強調してあり、α900の、いかにも昔ながらの一眼レフというカメラのデザインにやられて(笑)全く自分の好みで買ってしまいました。こういうところはやはり「デザインのソニー」というか巧いですね。
さて、ここで思い切って本丸、カメラのベンツというかライカ、という選択肢も頭をよぎったのですが…、ライカはフェラーリやポルシェのような西洋のブランドものなので、ハマったら相当魅力があり趣味の泥沼に陥りそうなので、人生最後の老後の楽しみにとっておくことにしました(…アトデ、ネ!) だいたいニコンにもビビってる私がライカとは100年早い気がしますし…それ以前に、マニュアル露出出来ないし。(苦笑)
デジタル一眼も懐かしのフイルム一眼レフ並みに、各社もう好みで選んで買える時代になって来ているのかも知れませんね。(価格はまだまだ高いですが…) で、さて久々に一眼持つと、やっぱり良いですね(笑) このズッシリくる一眼っぽいレンズとボディの重量感、重いけどファインダーをのぞくと、いかにも一眼っぽく、映画館のようにでかい絵がみえて「撮るぞー!」と集中気合いが入ります。 こりゃ、無性にこれを持って一人旅に出たくなります。 実はそれで昨年の九州にも持参していきました。友人と別府の路地裏ネコとか撮って来ました(笑)九州良かったなー。 これでこれから沢山、作品の取材撮影をできれば、と思っております。
といっても、とりあえず私が新しいカメラ買って最初に撮るのは最近は、いつもこいつの顔ばかりですが(笑)
SONY α900+カール・ツァイスの凄いレンズ! 後ろの模様はカーテンで、スピード線ではありません(笑)
まつもと泉
|
|
|
2009年1月
|
|
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
| | | | 1 | 2 | 3 |
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
|