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◆2007年06月18日(Mon)◆
『追突事故入院二週間 経過』
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入院日記その5
6/19 推敲、追記しました。
入院して二週間が過ぎた。最初の一週間は始めにMRI検査をしてあとは点滴安静だった。しかし回復したとはいえ脳脊髄液減少症患者である私のMRIでは結論が確定する訳ではない。経過観察が必要だ。これから症状が悪化していくか、改善していくか、だ。一日で点滴4本。朝から晩までかかった。そして二週目はリハビリを行った。マッサージや軽い運動だ。しかし、点滴を止めて以降、特にリハビリ運動後に症状は悪化した。この二週間で症状は悪化していった。 今日からまた点滴を再開した。 点滴を行うとやはり楽になる。 それでいよいよ、というかRI検査を行うか、どうかを先生と話し合った。 脳脊髄液減少症の患者がおもいっきり追突され、どういう事になるのか、結局、この検査にまたなるのである。 以前にも私は重い物を持ったり、身体に振動がかかると症状が悪化することがあった。 しかし、それでも追突前までは体調は良く普通に生活し仕事もできていたのだ。 最悪、脳脊髄液が漏れていたら2004年以来のブラッドパッチを行う事になる。 漏れていない事を願うばかりだ。 そうなれば回復までの私の時間的損失は膨大になるからだ。 それにしても、加害者や損保会社の方からはその後、一度も音沙汰がない。私の車もつい最近まで、まったく修理もされずほったらかしだったので驚いた。 そういえば、最初に私が加害者側の損保会社の人に、自分は長年、脳脊髄液減少症で苦しんで来て、ブラッドパッチ後ようやく回復して仕事に復帰できた矢先に追突されたと、この病気の説明をした時「まぁ、ほんとかどうかまだ色々判らない病気ですし」というような事を当の患者を前に言った事に驚いた。 なるほど、これがこの病気の患者の方々が色々訴えてきた問題なのかとあらためて実感した。 あと、事故直後に追突してきた加害者のタクシードライバーは事故直後に私の名刺を欲しいと言ったので渡した。 私も貴方の名刺が欲しいと言ったが、自分は持っていない、とい言ってタクシー会社のレシートに本人の名前と携帯番号をボールペンで書いて渡してきた。すると私の名刺を見て「まつもと泉って、あのきまぐれオレンジロードのまつもと泉先生ですか!」と驚かれた。「単行本全部持っています、書店でもらったカバーをかけて保存していますよ!」と「あの映画『あの日にかえりたい』っていい映画ですよね〜」と緊急を要する時に事故と関係のない私の私事を、駆け付けた警官や乗客の前で自分が起こした事故など忘れたか人ごとのようにしゃべり始めた。乗車している客は怪我を訴えていて、私自身、首や腰に異常を感じショック状態だと言っているのに、この人は今、どういう状況に自分がいるのかきちんと認識しているのか? そのあと調書を取りに訪れた警察の駐車場でもそのドライバーはまた駐車中わきの壁に追突していた。私はあいた口がふさがらなかった。
まつもと泉
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